研究内容

バイオマス利用残渣と都市生ゴミ及び畜産業・食品産業廃棄物等を原料とした高効率メタン発酵技術を確立します。メタンを高速かつ高効率に産生する微生物種の同定、阻害物質の蓄積を抑制する運転条件の確立、廃棄物を装置内で効率的に混合する方法の開発を行います。 乾式メタン発酵技術を開発し、高いメタン収量を達成するとともに、阻害物質の蓄積を防ぐ最適な有機物/窒素濃度比を明らかにし、最適な運転方法を確立することを目指します。安定的なメタン産生のためには、微生物群集の解析や共生関係を紐解くことも重要です。そこで、メタン発酵技術の鍵となる活性の高い微生物の同定も並行して進めていきます。また、炭化したメタン発酵残渣から窒素・リンを吸着回収する吸着材を開発します。回収した窒素・リンを水田に施肥した際の緩効性肥料としての性能を評価します。 窒素・リン吸着剤を開発するとともに、残渣施肥により生育するイネの収量が慣行の肥料施肥と比べて遜色ない吸着剤の添加量を明らかにします。

研究者

研究者

寺田 昭彦

東京農工大学大学院工学研究院 教授

研究者

利谷 翔平

東京農工大学大学院工学研究院 准教授

論文

  1. 利谷 翔平, 周 勝, 細見 正明. 2021. 乾式メタン発酵および多収米栽培を導入した養豚における環境負荷の評価. 環境科学会誌 34(1), 27-39.
  2. Meng, L., Xie, L., Kinh, C.T., Suenaga, T., Hori, T., Riya, S., Terada, A. and Hosomi, M. 2018. Influence of feedstock-to-inoculum ratio on performance and microbial community succession during solid-state thermophilic anaerobic co-digestion of pig urine and rice straw. Bioresource Technology 252, 127-133.
  3. Meng, L., Maruo, K., Xie, L., Riya, S., Terada, A. and Hosomi, M. 2019. Comparison of leachate percolation and immersion using different inoculation strategies in thermophilic solid-state anaerobic digestion of pig urine and rice straw. Bioresource Technology 277, 216-220.
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