研究内容

稲は、米を主食とするアジア諸国では最も栽培面積が広く、生産されるバイオマス量も最大である。また、重要形質に関わる遺伝子の同定と機能解明が最も進んだ作物でもある。これまで、化学肥料多肥条件で収量、バイオマス生産の高い品種は育成されている。炭素耕作では、水素などのエネルギー、バイオマテリアルなど多用途に利用可能な次世代稲品種の開発が求められる。2021年に策定された緑の食料システム戦略をさらに発展させ、エネルギー・材料生産も対象とした稲の開発を行う。また、労力削減のための栽培管理のDX、スマート化が必要である。

研究開発計画と達成目標

ゲノム育種による高光合成、高バイオマス、資源利用効率、低リグニン性などバイオマス変換効率の高い次世代稲品種の開発。次世代稲品種のN、P資源循環型生産、籾殻、稲わらのカスケード利用技術の開発。陸上土壌の元素循環の理解と管理。土壌微生物による元素循環の効率化とバイオマス生産の向上。水管理など栽培管理のDXによるスマート生産技術の開発。

図

研究者

研究者

大川 泰一郎

東京農工大学農学研究院 教授

構成メンバー

プロジェクトメンバー

大津 直子

東京農工大学 教授

プロジェクトメンバー

杉原 創

東京農工大学 教授

プロジェクトメンバー

岡崎 伸

東京農工大学 教授

参画機関

有機米デザイン

草野産業

スマートアグリ・リレーションズ

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