5月26日(金)に琉球大学COI-NEXT『資源循環型共生社会実現に向けた農水一体型サステイナブル陸上養殖のグローバル拠点』拠点との意見交換を行いました。
琉球大拠点からは、竹村明洋 プロジェクトリーダー、羽賀史浩副プロジェクトリーダー、泰間健司特命准教授、河野恵美子特命助教にご参加いただき、本拠点からは、参画機関の有機米デザイン株式会社 中村哲也取締役、養王田プロジェクトリーダー、佐藤嘉記副プロジェクトリーダー、新垣篤史教授が参加しました。

ご参加いただいた皆様

琉球大学拠点では、「農業/水産業の一体化」をテーマとして、陸上養殖の研究を一つの軸として活動されており、テーマにある『一体化』とは何かについて伺うことができました。
『一体化』は、例えば農業残渣に処理を加えて水産の餌にする、水産からの有機廃棄物を農業で利用するなどといった農業/水産業の垣根を取り去る事を意味しており、その具体的な研究事例として、水産業においては、飼育環境制御による成長最適化(光、塩分濃度など;ここで陸上養殖は海水ではなく“塩水”を用いる)、廃棄物の飼料化などで、農業においては、耐塩性植物に関する研究などになるとのこと。
また、関連情報として、水槽内の魚の状態モニタリング(音響、水中カメラ、赤外線カメラ)などもご紹介いただきました。
そのうえで、本拠点の課題研究との連携テーマについても意見交換ができ、魚の養殖に重要なオメガ 3 脂肪酸の藻類による生産などについて今後協議を進めることになりました。
また、2023年9月27日に開催予定の本拠点シンポジウムへの参加についても同意をいただけ、充実した意見交換となりました。

竹村明洋 プロジェクトリーダー、羽賀史浩副プロジェクトリーダー、泰間健司特命准教授、河野恵美子特命助教には、貴重なご意見をいただき、改めて御礼申し上げます。

今後もこのような意見交換を実施し、目標達成に向けた連携の可能性などを探って参ります。