2026年10月6日(火)、養王田プロジェクトリーダーが、ロレーヌ大学のフランス国立木材技術・産業高等学院(ENSTIB、フランス・エピナル)を訪問しました。今回の訪問は、今年3月にミュンヘン工科大学で開催されたワークショップにて、養王田プロジェクトリーダーがENSTIBのArnaud Besserer博士と面識を得たことを契機としています。その際の科学的な意見交換を通じて、両者の研究に共通する関心分野がいくつか見出され、今回の現地訪問へとつながりました。


1. 研究・教育連携に向けた多角的な協議

訪問当日には、 Arnaud Besserer博士、Camille Georgel氏をはじめ、ロレーヌ大学の国際協力担当者であるÉlise Antoine氏、およびLorraine INPの経済・国際開発責任者であるLaetitia Bresson氏との協議が行われました。協議では、拠点の研究と教育の両分野におけるさまざまな連携の可能性について活発な検討が行われました。
特に研究面では、両研究チームの科学的な専門性の相補性を生かし、博士課程学生の相互交流や、両大学による博士論文の共同指導制度などが、検討可能な取り組みとして挙げられました。また教育面では、修士課程プログラム「Master Bioware」を通じた連携の可能性や、双方向の学生交流をさらに促進するための国際交流協定の締結に向けて、有意義な意見が交わされました。













2. Campus Boisの科学技術施設を視察

協議後には、同キャンパス内にある「Campus Bois」の科学技術施設を見学しました。見学では、バイオマスの変換・高付加価値利用に関する最先端の研究室や設備が紹介され、特に当拠点の研究開発とも深く関連するガス化装置や水蒸気爆砕装置などを詳細に視察しました。現地拠点の強力な研究インフラを間近に確認し、今後の共同研究への具体的なイメージを共有する貴重な機会となりました。













今回の初訪問を受け、2027年2月には、養王田プロジェクトリーダーがナンシー(フランス)で開催されるLorraine INP傘下の工学系学校の学生向け「Opening Courses(オープニング講義)」に参加する予定です。
本拠点では、今後も脱炭素化、森林資源の有効活用、バイオ由来材料の開発といった共通の課題を議論できる長期的な国際パートナーシップの構築を、様々な国際機関と目指してまいります。


                                              東京農工大学COI-NEXT事務局