令和5年9月22日(金)東京農工大学本部第一会議室及び府中キャンパス6号館において、科学技術振興機構主催、共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)サイトビジット<オンライン併催>が実施されました。サイトビジットは、プログラムオフィサー(PO )、副プログラムオフィサー(副 PO )、アドバイザー( AD )等が、拠点の活動状況やプロジェクト実施上の様々な課題等を把握するとともに、伴走支援の一環として、 PL等との意見交換を実施し、拠点の目標達成に向けて必要な助言等を行うことを通じて、拠点活動の改善につなげることを目的として実施されております。
冒頭、岸本POのご挨拶、科学技術振興機構森本理事の趣旨説明に始まり、本拠点の取組みや各課題の進捗報告、今後の拠点の持続化に向けた大学としての取組について説明しました。意見交換では、「炭素耕作」というコンセプトについて、わかりやすく社会に伝えていく重要性や、社会実装に向けた課題、各研究開発課題の成果についての質疑応答など、活発な議論が行われました。
 また、府中キャンパス6号館において、イネのゲノム育種についてのスライド説明や品種登録を行っているイネ(モンスター農工大1号)、水田でメタンガスの削減効果を検証しているアイガモロボ(有機米デザイン)の実物を見学いただき、草本系バイオマスの社会実装に向けた課題や今後の可能性について意見交換を行いました。

イネなどの実物紹介の様子


今後は、PO、副PO、アドバイザーの皆さまより頂戴した貴重なご意見を踏まえて、伴走支援をいただきながら、参画機関の皆さまとともに炭素循環型社会の実現に取り組んでまいります。