令和5年9月27日(水)東京農工大学小金井キャンパス講義棟にて、本拠点のシンポジウム<オンライン併催>を実施しました。本シンポジウムでは、「COI-NEXTが目指す2050年カーボンニュートラル社会の実現」をテーマに、COI-NEXTの第3領域に取り組む共創分野、地域共創分野の本格型の拠点長をお招きし、各拠点の取組紹介や、拠点間共創についての意見交換を行い、会場に104名、オンラインに121名が参加し、全体で225名の参加者となりました。
 基調講演では、令和3年度よりCOI-NEXT共創分野・本格型に採択された金沢大学の髙橋プロジェクトリーダーが、「価値観のイノベーション:多糖類素材が作る素敵な循環生活」と題して、技術のみではなく、人々の行動変容や文化の醸成を促す重要性、多糖類素材を用いた拠点間共創により作る新たな未来について、ご講演をいただきました。

 また、「COI-NEXT拠点間共創によるカーボンニュートラルへの挑戦」をテーマとしたパネルディスカッションでは、金沢大学COI-NEXT拠点髙橋PL、京都大学COI-NEXT拠点沼田PL、慶應義塾大学COI-NEXT拠点田中PL、東京大学COI-NEXT拠点菊池PL、東海国立大学機構名古屋大学COI-NEXT拠点松田PL、本拠点養王田PLにご登壇いただき、各拠点の取組紹介や、社会実装を議論する上で欠かせない地域や企業との関わり方に関する各拠点の考え方、教育や社会科学的な観点からの拠点間連携の可能性等について意見交換を行いました。  シンポジウム後に行われた情報交換会の会場では、50名を超える参加者が積極的に交流を深め、大変有意義な時間となりました。
 今回のシンポジウムの実施により、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、拠点間共創により、COI-NEXTとしてより一体的に取り組んでいく可能性を感じることができました。今後も、COI-NEXTの活動をより効果的なものにできるよう、拠点としての活動の推進とあわせて、他拠点との連携も図ってまいりたいと思います。