養王田プロジェクトリーダーおよび吉田誠教授（研究開発課題2リーダー）が、
2023年6月14日、時事通信ホールで行われた「ビジョン 2050 日本が輝く、森林循環経済シンポジウム」（オンライン併催）に参加し、
特別講演およびパネルディスカッションを行いました。
当日は、株式会社トクヤマ 代表取締役 社⾧執行役員 横田 浩氏による開会挨拶から始まり、一般社団法人 プラチナ構想ネットワーク会⾧ 小宮山 宏氏による「森林資源のフル活用によるプラチナ社会の実現」というテーマでの基調講演が行われ、次に本拠点の養王田プロジェクトリーダーによる「炭素耕作によるカーボンネガティブへの挑戦」というテーマでの特別講演が行われました。
この特別講演では、このシンポジウムで特に注目している森林資源にフォーカスし、本拠点で謳う「炭素耕作」とは何か、その概念について説明を行い、また、稲の育種による改良、早生樹の利用、社会実装に向けた取り組みなど、各研究開発課題のポイントも説明し、多くの方に拠点コンセプトについてご理解いただきました。
次に行われた「ビジョン 2050 日本が輝く、森林循環経済」の実現に向けてというテーマのパネルディスカッションには、当拠点の研究開発課題2リーダーの吉田誠東京農工大学農学研究院教授が、「アカデミアの立場、炭素耕作社会実現のプロジェクトからの意見、提言」として参加しました。
様々な議論がなされる中、本拠点との共創の可能性や、論点である循環社会を実現するために重要なこととして、「森林の価値化」の重要性、つまり社会に対して「森林」が様々な方向、シーンで価値を与えられるという事を示すこと、実現することの必要性について発言しました。
事後に行われた懇親会の会場で、このプロジェクトに参加するにはどうしたらよいか、との質問も多くいただき、改めて養王田プロジェクトリーダーによる特別講演や吉田教授のパネルディスカッションでの発表に共感、ご賛同をいただけたことを実感でき、今回のシンポジウムでの発表は、非常に有意義なものとなりました。
今後も、拠点活動の理解の促進や研究目標達成のため、様々なイベント参加を行って参ります。引き続き、当拠点をよろしくお願いいたします。
