炭素循環型社会実現のためのカーボンネガティブの限界に挑戦する炭素耕作拠点
本拠点では、炭素循環型社会の実現のため、5つの研究開発課題を柱として、研究開発をしています。
陸地のグリーンカーボン、海洋のブルーカーボンのバイオマス生産、カスケード利用、全体の物質循環の構築による持続的なバイオマス材料耕作システムの開発に取り組んでいきます。
大川 泰一郎(研究開発リーダー)東京農工大学大学院農学研究院教授
化石資源に由来する各種化学品を置き換えることのできる最も可能性の高い資源の一つである植物バイオマスの価値を最大限に高める、材料開発および変換技術開発を行います。
吉田 誠(研究開発リーダー)東京農工大学大学院農学研究院教授
バイオマスを原料としたCO₂フリー水素生産プロセスの開発を中長期的課題。これと共通の基盤技術を利用した液体燃料生産プロセスの開発を短中期的な課題として、研究開発を行います。
乾 将行(研究開発リーダー)公益財団法人地球環境産業技術研究機構バイオ研究グループ グループリーダー/主席研究員
畜産業や農業をベースとした持続可能なシステム開発を行います。未知の微生物群の機能を有効に利用する条件を明らかにし、廃棄物からより価値の高い有価物の産生を志向するアップサイクリング技術の基盤を構築します。
寺田 昭彦(研究開発リーダー)東京農工大学大学院工学研究院教授
アジア各国の研究ネットワークを構築しつつ、それぞれの地域社会が抱える課題を明確にし、アジアでの炭素循環(食・エネルギーと人の循環)の必然性に係るロジックを構築します。
永井 祐二(研究開発リーダー)東京農工大学大学院工学府特任教授