2025年8月29日(金)COI-NEXT第3領域横断型研究会の第1回講演会として、プラスチックを利用する社会を考えるというテーマのもと、その最前線で活躍されている民間企業のお二方による講演をいただきました。

イオン株式会社の鈴木 隆博 氏 (サーキュラーエコノミー プロジェクトリーダー)からは、「容器包装の新しいあり方を考えるイオンの挑戦〜サーキュラーコノミーとカーボンニュートラルへの展望〜」というタイトルで、イオンにおける容器包装プラの使用量削減に係る取り組み事例やサーキュラーエコノミーに係るイオン株式会社のアプローチについてお話を伺いました。また、プラスチック製簡易食品容器の製造企業大手である株式会社エフピコの若林 大介 氏 (サステナビリティ推進室サステナビリティ企画推進課 チーフマネージャー)からは、「リサイクル素材としてのプラスチックの役割と限界〜循環型社会に向けたエフピコの展望〜」というタイトルで、プラスチック資源循環に係る国内外の動向や、資源循環型リサイクルにおける、深化するエフピコモデル、素材戦略・社会貢献等についてお話を伺いました。

講演後のディスカッションでは、リサイクルについての企業戦略や流通業界全体の状況、消費者のリサイクル行動に効果的に働くアプローチ、安全保障を含めたプラスチックに対する考えた方等、サーキュラーエコノミーにおけるプラスチック問題について、様々な観点から活発な質疑応答が行われ、非常に充実した研究会となりました。

今後も当研究会では、第3領域を横断し、「プラスチックを利用する社会」についての講演会などを継続的に実施して参ります。

東京農工大学COI-NEXT事務局