研究内容

経済的な価値観と異なり、資源と地域を結びつけて価値を見いだすためには、資源と地域の結びつきを裏付けるトレーサビリティの活用が重要な要素となる。また、こうした情報的な価値に実効性を持たせるためには、ビッグデータの活用が有効であり、これらはスマート農業におけるDXとして構想されるべきである。研究開発課題1、2、3の技術の社会実装にともなう環境変容やこれをセンシングする手法を明確にし、技術導入の適応が想定される地域の価値創出モデルを提案する。新たな価値として構想するのは、生産現場における環境性・経済性・社会性の向上、とりわけ生物多様性や持続的な生産性など、SDGsの目指す指標を重視した価値観の創出を検討し、さらに、これらをサプライチェーンに反映することで価値化することを構想する。なお、育成期間においては、食料・資源・燃料・廃棄のモデルごとに、社会的コストをサプライチェーンの中でどのように負担すべきか、という観点から新たな価値創出の可能性を検討し、明確にする。

研究者

研究者

永井 祐二

早稲田大学環境総合研究センター研究院 准教授

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