日本から14名の研究者がドイツを訪問し、2024年10月14日、15日にUFZ(Helmholtz - Centre for Environmental Research)にて、『Carbon Cultivation国際ワークショップ』を開催しました。また17日にTUM(Technical University of Munich)を訪問し、意見交換、交流を行いました。

 UFZは二酸化炭素の低減に関する技術、及び政策について総合的に議論する事ができる研究機関であり、最新のドイツでの状況、バイオ技術によるアプローチの紹介がありました。例えば炭素貯留についてのドイツでの政策含めた課題と対応について、また土壌への炭素隔離に関する研究の状況などが紹介されました。またリグニンの利用の研究、バイオ燃料生産の研究などでの成果を伺いました。

 日本からは拠点の各課題における研究の内容を紹介し、Q&Aを通じた活発な意見交換を行いました。またキャンパス見学の機会もいただき、研究現場の環境に触れることができました。

 TUMでは、3つのグループに分かれて、農学系のFreisingキャンパス、工学系のGarchingキャンパス、及び新設したStraubingキャンパス(Biotechnology and Sustainability)を訪問・見学し、交流を行いました。

 環境に対して高い意識を持つドイツの研究機関での意見交換・交流は、炭素耕作を推進する当拠点の活動に対して強い刺激と共感を得られるものであり、今後も積極的に連携を進めていきます。

(UFZ『Carbon Cultivation国際ワークショップ』集合写真)

(TUM Freisingキャンパス)

(TUM Straubingキャンパス)